リバーライトの炒め鍋(28cm)レビュー【使いやすく手入れも簡単】


  • リバーライト 炒め鍋 28㎝

3年前、合羽橋道具街から我が家に来て以来、リバーライトの炒め鍋が毎日の料理に大活躍しています。これがないと我が家の食卓は成り立たないと言っていいほどです。

ということで今回は、愛用するリバーライトの炒め鍋についてお話しします。

リバーライトの炒め鍋の特徴

特殊熱処理が施されていて、さびにくく強度に優れたフライパンです。

最初に使い始める前の面倒な空焼きの作業が必要なく、洗って(洗剤使用可能)油ならしをするだけです

油ならしは、油を鍋の3割程度入れて5分ほど弱火で熱し火を止め(油はオイルポットなどに戻す)、キッチンペーパーなどで鍋の内側に残っている油を全体的にまんべんなくすりこみます。

この作業を終えれば、すぐに料理に使ってOKです。すごく簡単ですよね。

調理の際は、中火で十分熱した炒め鍋に油を約おたま一杯入れてなじませる「油返し」という作業を行ってから、調理に必要な量の油を入れて調理します。油返しをした油は再利用するので保存する容器が必要です。

我が家では、揚げ物をした油をオイルポットに保存していてその油を油返しに使用しているのですが、揚げ油のにおいが料理についてしまうので油返し専用の容器を用意しようと思っています。

リバーライトの特殊熱処理は、調理後のお手入れも簡単にしてくれています。普通の鉄のフライパンは、サビを防ぐために使用後に毎回薄く油を塗る作業が必要になりますが、リバーライトなら「煮る、蒸す、茹でる」使い方をしない限り、水分を取り乾燥させるだけでいいんです。

 

リバーライト 旧タイプ 極 ROOTS 炒め鍋(28㎝)

リバーライト 炒め鍋 28㎝

使用しているのは、2017年1月から販売されている「極 JAPAN」の旧タイプ(2016年12月末製造終了)である、「極 ROOTS」シリーズの炒め鍋(28㎝)です。ハンドルが無塗装の白木で、斜めに焼印の文字が入っています。

「極 JAPAN」は「極 ROOTS」とは焼印の文字の配置が異なり、ハンドルと平行に文字が入れられています。ハンドルの素材は「極 ROOTS」と同じ無塗装の白木です。

「極 ROOTS」の本体は「極 JAPAN」と同じですので、「極 JAPAN」の交換用ハンドルを「極 ROOTSにも取り付けることができます

2020年10月4日追記:現在はほとんどのお店で「極 ROOTS」の販売は終了し、「極 JAPAN」へ切り替わったようです。

 

 

リバーライト 炒め鍋 28㎝ 裏面
裏面はこんな感じです。
 
 

「極」シリーズとの違いは?

リバーライトには他に「極」というシリーズがあります。「極 ROOTS」「極 JAPAN」との違いはハンドルの色です。は、茶色に塗装されています。

見た目が気に入ったのと、塗装がはがれることのない「極 ROOTS」にしたのですが、ザラザラした手触りで料理している時に手がすべることがなく快適な使い心地です。

 

リバーライトの炒め鍋を購入した理由

リバーライトを購入する前は、ティファールの深さのあるタイプの商品を購入していました。ティファールはお値段も手頃で、大きさもちょうどよかったのでしばらく使っていたのですが、フッ素加工の安全性が気になっていました。

コーティングが劣化してその度に買い換えるのもコスト的にも心情的にもどうかと思いましたし。

鉄のフライパンや鍋はお手入れ次第でずっと使えることに魅力を感じる反面、お手入れが面倒で敬遠していたのですが、お手入れが簡単で扱いやすいリバーライトを知り、これならばとリバーライトの炒め鍋を購入したのでした。

極 ROOTSの炒め鍋(28㎝)は1,1㎏くらいありますが、取っ手が木製でしっかりしていて、大量の食材を料理するのでなければ鍋振りするのも重さは気にならず、洗う時も快適です。

こんな料理で使っています

リバーライト 炒め鍋 28㎝ 揚げ物

2014年に購入してからほぼ毎日使っています。我が家では、「炒める、揚げる、煮る」料理に使っています。

深さがあるので、揚げものも楽々です。揚げ物用の鍋を別に用意しなくていいので助かってます。

夫婦で食いしん坊なので、チャーハンやパスタなどは3人前は作るのですが容量的にちょうど良い感じです。

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トマトの成分で変色

リバーライト 炒め鍋 28㎝

インドカレー(6人分くらい)

パスタなどのトマトソースや、トマトを使用したインドカレーもこの鍋で作るのですが、トマトの成分で使用後は白っぽく変色します。最初は大丈夫なのか!?と思いましたが、取り扱い説明書にこのように書いてあるので大丈夫なようです。

トマトソースや果物をジャムにするなど、酸味を多く含んだ食材を長時間煮込むなどの特殊な使い方をした場合には、フライパンの表面が白っぽい色になる場合があります。出来上がった料理には鉄分が非常に多く含まれます。体への害は全くありませんのでご安心下さい。このような場合にも、熱処理による「窒化鉄」にはほとんど影響はありません。再度フライパンを熱しますとフライパンの表面い玉虫色の酸化皮膜があらたに出来上がります。当初の黒っぽい色とは異なる色合いですが「油なじみ」については同じ効果を持っています。フライパンの色が変色した場合でも、そのままご使用下さい。油を使って調理することによって、内容が徐々に元の状態に戻ってゆきます。

株式会社リバーライト:極 ROOTS  取り扱い説明書より引用

ちなみに「リバーライト 極  ROOTS 炒め鍋(28㎝)の特徴」でも書きましたが、煮たり、蒸したり、茹でたりした時は、使用後に洗って乾燥させた後、油を薄く塗って保管したほうが良いそうです。

我が家では、この炒め鍋では「炒める、揚げる」料理がほとんどなのですが、たまにの煮る料理をした後、油を塗らないで保管してしまっています。

その後に炒め物をする時に焦付きやすくなることがあるので、やはり少々面倒でも塗っておいた方がいいですね。

 

リバーライト 旧タイプ 極 ROOTS 炒め鍋(28㎝)のちょっと気になった点

リバーライト 炒め鍋 28㎝ 注ぎ口

この炒め鍋にはそそぎ口がついているのですが、揚げものの油をオイルポットにうつす時に液だれするのです。

傾き加減によってはきれいに入れられるようになっていると思うのですが、未だにタイミングがつかめず毎回こぼしてしまいます。

でもそれを差し引いても使いやすくて魅力的な炒め鍋です。

こういうのって、できる人はできるんだろうな〜。

 

お手入れのポイント

  1. 使用後は熱いうちに洗う
  2. 洗う際には洗剤は使わない
  3. 洗ったら水気を切り、火にかけ水分をとばす
  4. 煮る、蒸す、茹でる料理をした時は洗って乾かした後に薄く油を塗る

使用したらすぐに洗うのが基本です。料理を入れたままにしておくと、塩分や酸で鉄が変質し、穴が開くことがあります。洗う際はお湯を入れると汚れが落としやすくなります。終始お湯で洗うと汚れが落ちやすいです。

洗剤を使うとせっかく馴染んだ皮膜が取れてしまいます。

水分を残すと錆びやすくなるのでよく乾燥させます。

焼く、炒める、揚げる料理であれば、洗って乾燥させた後の油の塗布は不要です。

 

むすびに

結構ヘビーな使い方をしているのに、全然劣化しないのはさすがです。

きちんとお手入れして末長く大事に使っていこうと思います。

リバーライト 極 ジャパン 炒め鍋 28cm

リバーライト 旧タイプ 極 炒め鍋 28cm