
手作りのたこ焼きを食べたくて、南部鉄器のOIGEN(及源)たこ焼き器を購入しました。
今回は、初めて使う前の油慣らしの手順や感想等を紹介します。
歴史のある及源鋳造の南部鉄器
及源鋳造株式会社は岩手県奥州市にある、1852年創業の老舗南部鉄器メーカーです。
伝統を受け継ぎながらも、時代の流れに対応したスタイリッシュなデザインの商品を開発するなど、常に良い商品を作る挑戦をし続けています。
その品質は海外からも認められるほど。日本が誇るすばらしい伝統工芸品です。
本物のたこ焼き器を求めて
「たこ焼き焼くなら鉄でしょ」と初めから鉄製の、ガスコンロ等で焼くタイプのものにしようと決めていました。
「どうせ買うなら日本製の本物のたこ焼き器が良いな」と思っていて、探したら高品質の南部鉄器のたこ焼き器が見つかったので即決でした。
OIGEN たこ焼き器 CA-30Lを購入

すぐに欲しかったので仕事の早いAmazonでポチって2日後に到着。相変わらず早いです!
漆黒の南部鉄器を思わせる、シンプルな黒い箱に収められていました。

取扱説明書と共に重厚な存在感のある南部鉄器のたこ焼き器の登場です。

穴は16個。外で食べるたこ焼きは8個入りなので、一度に16個も食べられるなんてワクワクしてきます。

裏面はこんな感じででこぼこしてます。

同封の取扱説明書。センスが良いです。
OIGEN たこ焼き器の油慣らしの手順

取扱説明書を参考にして油慣らしをしました。
- タワシで水洗いしてから水分を拭き取る。
- 弱火〜中火で温めて水分をとばす。
- 火を弱め、刻んだ葉野菜を入れて油がまんべんなくなじむように炒める。
- 2〜3分炒めた後火を止め、野菜を取り出す。
- 鍋が冷めたら軽く水洗いをして水分を拭き取り、弱火〜中火で温めて水分をとばす。
ポイントは、葉野菜(今回はキャベツを使用)を穴の中だけではなく、外側の部分も使って炒めることです。
外側の部分まで油慣らしをすることによって、たこ焼き器の縁まで生地を入れた時に焦げつくことがなくなります。今回は野菜が少なく、写真の量でも油慣らしはできましたが、もう少し量が多い方がやりやすいかなと思いました(キャベツを移動させている間にどんどん焦げてしまったので)。

油慣らし終了後です。黒光りしてとても良い感じになりました!これからおいしいたこ焼きが作り放題!食べ放題!となると期待に胸が膨らみます。
南部鉄器の塗装はカシュー塗装が多い
南部鉄器は以前から興味はあったものの手に入れる機会がありませんでした。
いつもなら購入する前にお手入れ方法や塗装の種類等が気になり調べてから購入するのですが、今回は本物のたこ焼き器がすぐに見つかり、この商品以外は考えられなかったのでそれらのことに考えが行きませんでした。
使用後に調べたら、南部鉄器には「カシュー塗装(カシューナッツの殻の油を原料とした天然樹脂塗料)」を使用していることが多く、及源鋳造もカシュー塗装を施しているようです。
我が家は無塗装の鉄のフライパンを愛用しているので、カシュー塗装というものの安全性は少し気になりますが、人体に無害とされているようなのでそれを信じて使おうと思います。
OIGEN たこ焼き器の油慣らしの感想
初めての南部鉄器製たこ焼き器の油慣らし、思っていたより簡単、短時間でできました。
高温で焼入れ等することなく低温で野菜を炒めるだけなので、購入してからすぐに使い始めることができて良かったです。
初めは重くて洗いにくそうだなと思いましたが、両脇の取っ手が持ちやすく思ったより洗いやすかったのも嬉しい点ですね。
むすびに
この後、早速生まれて初めてのおうちたこ焼きを堪能しました!
焦げ付くこともなく、たこ焼き初心者でもお店のようなおいしいたこ焼きを作ることができましたよ〜。
というわけで、おすすめのたこ焼き器です!