食生活に少し気を使っているので、普段白砂糖の入ったお菓子はほとんど食べない私。
先日、どうしてもケーキ屋さんのケーキが食べたくなったので、地元で一番評判の良いケーキ屋さんに買いに行きました。
今まで食べた中でいちばん美味しかった故郷のケーキ
私にとって美味しいケーキの基準は実家のすぐ近くのケーキ屋さんのケーキなんです。
そこのパティシエ(オーナー)は、若い頃は世界の舞台で活躍されたそう。見た感じはシンプルで華やかさはないんですが、その見かけからは想像できない美味しさ!
実家にいた時たまに買いに行っていました。どれも甘すぎずふわっと軽くて、今まで食べた中でもっとも印象に残るケーキで大好きな味でした。
今住んでいる土地に来てから初めてのケーキ

その味が忘れられなくて、結婚して今の土地に引っ越してから初めてケーキを買いに行ったわけなのです。
シンプルなロールケーキはそのお店のレベルが良くわかると思って選びました。その他に変わり種のピスタチオのケーキと夫はチーズケーキを選択。
久しぶりのケーキで、ワクワクしながら口に運んだのですが、一口食べただけで笑顔が消えました。
これが町でいちばん評判の良いお店のケーキ!?スポンジがパサパサしていて、生クリームももったりしている。とにかく美味しくないと思ってしまいました。ピスタチオのケーキと夫のチーズケーキも少しもらって食べてみたらどれも同じような感じ。
故郷のケーキを食べに行くしかない!
どうしても美味しいケーキが食べたくて、これはもう実家に帰ってケーキを買って食べるしかない!と思って何気なく検索してみたら、食べログに閉店の文字が。
いつ行ってもお客さんでいっぱいで繁盛していたお店だったのに・・・。
今まで知りませんでしたが、このお店のオーナーは食の安全や自然環境などにこだわりと信念をお持ちの方で、パティシエの他にもいろいろな活動をされているそうです。
当時から私は食生活に気をつけていたのですが、その時はそれを知らずただ美味しいから買っていたので、知っていたらまた違った印象を持っていただろうな。
今回、イマイチなケーキにあたったのは、お店が閉店したのを知るために必要なことだったのかな〜なんて思ってます。そのおかげで、この方のことを知ることができてよかった。
同郷の方が自分の興味のある分野で活躍なさっているのは嬉しいです。
その後どうされているのかはわかりませんが、きっと次の目標に向かって進まれているのでしょう。
いつかこの方の作った美味しいケーキがまた食べられる日がくるのを信じています。